こんにちは、美嶋伸一です。
逃すなチャンスを、今この時がその時かも知れない、一番大切なのはその日その時・・・・
オフコースの、鈴木康博さんの曲=”逃すなチャンスを”のサビの部分になります。
人には、それぞれ様々なチャンス、出会い、タイミングがあります。
小さな事から、大きな事まで、様々なチャンスがありますよね。・・・
また、チャンスであった事に気が付かず、後から気が付いて後悔したりする事もあります。
今回は、私事の小さなチャンスのお話しになりますが、よろしかったら、最後までお付き合いください。
僕は、ここ2年くらいは天気の良い休日は山登りに出かけるのが多かったのですが、それ以前の単身赴任中の時には、横浜から国道134号線を通って鎌倉⇒江の島⇒茅ヶ崎⇒小田原までサイクリングにも良く出かけていました。
今年の春、久しぶりに横浜時代を思い出し、福島県内のチャリダーから聖地と呼ばれる、御霊櫃峠にチャレンジしました。
ご無沙汰のため、ペダルを踏む力も弱く、向かい風などの影響もあって、峠の入り口では既に体力の限界となっていました。そのため、これから本当の峠に差し掛かるという所で断念して、戻り帰っていました。
御霊櫃峠の航空写真では、②休憩の所になります。
「御霊櫃峠の航空写真(引用:Googleとデータ提供者、写真下部に表示)」
帰りの道すがら、今年中にはなんとか頂上を制覇すると決めてはいたのですが、気が付けば、季節は夏から秋、そして間もなく冬を向かえ、雪のため通行不能になってしまう程、時が流れておりました。
■サイクリング決行
そんな時、チャンスは訪れました。
11月12日は、朝から風も無く日差しも穏やかで、天気予報は快晴。
これは、チャンスだ。御霊櫃の頂上を目指して、サイクリング決行だ。・・・・
意を決し、チャリダースーツを着込んだ私は、自宅を後にしました。
春の時は、向かい風が強かったのですが、今回は風も無く、途中で休憩を挟む事も無いまま、体力の消耗も少ない状態で、順調に、自宅から約24Km離れた峠の入り口へ到着しました。
■いざ、出陣
そこで、小休止、水分補給を行い、いざ、11時15分に出陣。
目の前に迫った、御霊櫃峠、これから登る、白いガードレールの道が、来るなら来い、でも容易くは無いからな!!。
と言っているようでした。
「峠の入り口からみた景色(白いガードレールが峠道)」
なぜか、頭の中を、必殺仕事人出陣の、テーマソングが響き渡ります。(←古いですかね!!)
(じゃん、じゃらららん、じゃららん、じゃらららん、じゃららん、じゃらららん、じゃらららららららん・・・)
しかし、威勢の良いテーマソングもつかの間、登るにつれて傾斜がきつくなり、ギアを軽くすると、こいでも、こいでも、先に進まなくなるのです。
頭の中からテーマソングは消えて、何も考えられないような、真っ白な状態がしばらく続きました。
1回ペダルを回せば進む距離が、3回も4回もペダルを回さないと進まないのです。・・・
それでも何とか、春に撤退した場所が見えて来ました。
「道の奥に見えるのが前回引き返した場所」
半年ぶりに、僕は、前回撤退した場所へと、戻って来ました。
今回も、その場所に腰を下ろして、休憩を取りました。
その場所は、砂利がこんもりと小山状態に盛り上げている所です。
春だった季節は、すっかり、晩秋へと変わっておりました。
「春の頃の②休憩地点」
(春の頃は、葉っぱで見え隠れしていたビニールハウスが、晩秋の現在、以下の写真のように、落葉してしっかり見えています。)
「晩秋の②休憩地点」
この分岐をカーブの方向に曲がって行くと、峠の頂上へと続き、分岐を民家の方に真っすぐ登って行くと、御霊櫃峠の登山道入り口へと繋がっています。
■峠道は意外な方向へ
航空写真を見て気が付いたのですが、②休憩の場所からは、かなり、元来た方向に戻るように道が作られております。④のつずら折りのように作る事が出来ない程、高低差がある事が、理由かと思われます。
「②休憩地点から戻るような峠道(引用:Googleとデータ提供者、写真下部に表示)」
水分も補給して、季節の移り変わりや、柔らかな日差しを浴びて、体力&気力の充電が出来たので、春には撤退した場所を後にして、未知への領域へと出発しました。
■再スタート(未知への領域)
休憩してからも、すぐに頭の中は無の状態に突入してしまい、とにかく上へ上へとギアをこぎました。
身体全体が、汗でぐっしゃりとなっておりましたが、止めずにこぎ続けました。
気が付くと、目の前に広大な草原が広がっており、昔は牛の放牧などをしていたのだろうか?。と思いながら小学校の校庭よりは、遥かに広いと思われる、草原のすがすがしさで、疲れを癒やしておりました。
「③休憩場所(草原)」
「遠くの山々が見える快晴の草原」
「上側にも小さな草原が続く」
■つずら折り
広大な草原を後にすると、御霊櫃峠最大の難関と言える、つずら折りになります。
航空地図で数えてみると、10個のつずら折りがある事がわかります。
途中では、過ぎ行く秋の名残りを惜しむ、真っ赤なもみじが、僕に声援を送っていました。
「もみじの声援」
■婚活の成功を祈念して
つずら折りを登るペダルを踏む都度、何故か、会員さんの婚活が頭をよぎりました。
あのカーブを曲がれば、〇〇さんのお見合いが成立する。
次のカーブを曲がれば、〇〇さんが交際に進む。次のカーブを曲がれば、〇〇さんが真剣交際になる。・・・・
ここまで来て、諦める事はできない。
このチャンスを逃したら、自分が掲げた目標を守る事ができない。
「第9コーナー?の避難場所」
でも、第9コーナー?を登った所に、休憩可能な避難場所があったので、そこで休憩をとりました。
さらに続く登りを見た時に、ほんとうに登り切る事ができるのだろうか?・・・
と言う、疑問が大きく頭をよぎりましたが、僕が登り切る事で、会員さんの婚活が成就するんだと、自分に言い聞かせながらペダルを踏みました。
気が付けば、結果として10個あるつずれ折りを、なんとか、登り切る事ができておりました。
「第9コーナー?から更に続く峠道」
■最終コーナー
登っている時は、最後のカーブだとは分らなかったのですが、とにかく体力の限界になっており、足の筋肉が引きつって、ペダルさえ踏む事ができない状態になっていました。
特に左足がひどく、左足の小指を下に向けて、なんとかガニ股でペダルを回して、コーナーを登りました。
■山頂が見えた
最終コーナーを曲がると、山頂が見えたので、引きつる足をガニ股で誤魔化しながら、ペダルを踏み続け、歩くより遅い速度で徐々に頂上に近づきました。
そして、ついに、念願の頂上に到着したのでした。
会員さんが、僕を後押ししてくれた事は、言うまでもありません。
「峠道の頂上から見た愛車と猪苗代湖」
■自転車と一緒に峠の頂点へ
僕は、ペダルを踏む都度に、考えていた事がありました。
自転車では登る事ができない、砂利道をのぼって、さらに小高い山頂(頂点)まで自転車を担いで登るんだと。
春には、つつじが奇麗な標高差50m程の砂利道ですが、体力の消耗が激しい僕にとっては、最後の試練となりました。
「6月頃の峠から山頂へと続く砂利道」
あまり自転車と一緒に登っている方は見た事はありませんが、イメージ通りに自転車も一緒に担いで登りました。
50m程の高低差で休む事5回、やっとの思いで、御霊櫃峠の山頂(頂点)へと到着しました。
■絶景と感動の山頂
山頂に登ると、うっすらと雪化粧した磐梯山、吾妻山、真っ白な飯豊山、蓬田岳や、鎌倉岳など、多くの山々が歓迎してくれました。
11時15分にアタック開始してから、13:02分になっておりましたので、何と、1時間50分もの時間が経過しておりました。
愛車のジャイアントも、山頂の到達を喜んでいるようでした。
「絶景と感動の山頂」
「苦楽を共にした愛車(ジャイアント)」
■休憩した草原も眼下に
眼下には、休憩した草原が、小さくではありますが、良く見えておりました。
「頂上南側の風景」
■下りは一瞬
1時間50分もの時間をかけて、汗を流し、けいれんを我慢しながらつかみ取った峠の頂上でしたが、下るのは20分程の時間で、あっと言う間の出来事でした。
普通ならば、身を切る寒さの空気すら爽快で、この感動は、生涯忘れる事は無いと感じる事ができました。
■あとがき
婚活をされている方は、ご成婚に至るまでに、5回から20回程度のお見合いをしております。
御霊櫃峠のつずら折りのように、1回、1回のお見合いが、ご成婚と言う頂上を目指す事になります。
休んでもいいのです。
立ち止まても良いのです。
あなたが充電して、その場所まで戻って来て、また再開すれば良い。
あなたが諦めない限り、頂上は必ず、近くなります。
僕たち仲人はご一緒に、交際の振り返りを行って、次のつずら折りへ向かうための、勇気とエネルギーを供給できるように、全力でサポートさせて頂きます。
是非、うつくしまJapanを選んで頂き、仲人型による婚活を、ご一緒させて頂きたいと考えております。
宜しくお願い致します。
■おまけ
せっかく苦労して到達したご成婚でも、一度下り始めると、あっと言う間に、ふもとまで下ってしまうので、ご成婚した後も、出会った記念日や、結婚記念日など、お二人の記念日を大切にして、仲良く過ごすようにしてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
代表:美嶋伸一