うつくしま登山ラブ

雄国山(雄国沼)の自然

こんにちは、美嶋伸一です。
今回は、先週末(6月29日、30日)、ニッコウキスゲの見ごろを迎えた雄国山(雄国沼)について紹介させて頂きます。
雄国山への登山口は、雄子沢登山口(地図の⑪)、八方台登山口(地図の⑫)、ラビスパ裏磐梯登山口(地図の⑬)の3つがあります。
雄国山登山ルート
■6月9日山開き
雄国山山開きセレモニー
6月9日は、雄国山の山開きの日で、ラビスパ裏磐梯で山開きのイベントが行われました。
参加者はバスに乗って、雄子沢登山口へ行き、そこから地図上の⑪雄国せせらぎ探勝路で、雄国沼まで行って、雄国沼の中の木道=約800mを散策し、⑬雄国パノラマ探勝路で雄国山に登って、ラビスパ裏磐梯に戻って温泉で疲れを癒やして帰るコースが山開きコースとなっておりました。
参加者は、ラビスパ裏磐梯での山開きセレモニーの後、大型バス3台と小型バス2台の計5台のバスに分乗しましたが、全員乗る事ができず、30分待ちの方もいらっしゃいました。
参加者は、300名程度であったと思われます。
■雄子沢登山口
雄子沢登山口にも駐車場とトイレがあるのですが、30台程度で満車となり、路上駐車する車が多く、以前は抜き打ちで取り締まりがあったとの事で、注意が必要です。ラビスパ裏磐梯は何百台もの十分な駐車スペースがあるので、そこで山開きのセレモニーを行い、バスに乗って、雄子沢登山口に案内された模様です。
雄子沢登山駐車場
■雄国せせらぎ探勝路
雄子沢登山口から100m程度がやや急なのぼりがありますが、それ以降はなだらかなブナ林が続いており、新緑がまぶしく、とってもさわやかなコースとなっていました。
雄子沢登山口からの登山道
途中に小さな沢がいくつかあり、地面も落ち葉でふかふかの所が多く、歩きやすいコースでした。
登山道脇には、水色の花が多く咲いていて、2週間後には全く無くなっていたので、山開きのタイミングってあるものなんだと感心しておりました。
雄子沢登山道の花
■雄国沼
雄国沼に到着すると、レンゲツツジが見事に咲いており、よく見ると、赤に近いような濃いオレンジと、薄いオレンジの2種類があるようでした。
レンゲツツジ
雄国沼には、ニッコウキスゲは数本しか咲いておらず、まだ時期尚早でちょっと寂しい感じでしたので、見ごろを迎える6月末にはもう一度来ようと思いました。
雄国沼ニッコウキスゲ
■雄国山(途中)
山の中腹へ向かう登山道には、レンゲツツジの他にも多くの花が咲いていました。
特に多かったのは、ピンク色の花をたくさん付けた名前が不詳の花です。
雄国ピンク花
雄国山へ登ろうとすると、カエルの合唱が大きく、ヘッドフォンを付けて、結構大きなボリュームで聞いている程、カエルの合唱が大きいものとなりました。
カエルとばかり、信じて疑わなかった僕の目の前に、脱皮しようとしているセミが目に入りました。
雄国山のせみ脱皮
そうです、この鳴き声は、カエルでは無くセミだったのです。このセミは寿命が短いみたいで、2週間後に来た時には、鳴き声もほとんど無く、静かな山に戻っておりました。
雄国山の途中には、レンゲツツジをバックに雄国沼がきれいに見える所があって、その場所に着くと歓声が上がっており、誰もが皆、自然から同じ感動・感激を与えてもらっているんだなあと、しみじみ思いました。
雄国沼とレンゲツツジ
■雄国山(山頂)
雄国山の山頂には、2m程度の見晴らし台があって、登ると磐梯山の爆裂火口が見えますが、周りの樹木が伸びたせいで、360度のパノラマでは無くなっていた所は残念です。
雄国山頂
山頂手前の急登をのぼり切った所に、休憩用の椅子があって、そこからの眺めのほうが、雄国沼と磐梯山が良く見えておりました。
【失敗したこと】
実は、雄子沢登山口から、雄国沼に行かずに雄国山に登ったたため、雄国山山頂から雄国沼に下って、湿原の中の木道を歩いてから、再び雄国山に登り、ラビスパ裏磐梯に戻ったため、結構な歩行距離になっていました。よくルートを確認してから、登山しなければ!。
■ニッコウキスゲ7部咲き(6月26日)
ニッコウキスゲ7部咲き
6月9日の山開きでは、ニッコウキスゲが数本しか咲いておりませんでしたが、6月26日では、七部咲きとなっており、素晴らしい光景でした。
その動画を、YouTubeにUPしましたので、ご覧頂けると幸いです。
https://youtu.be/0KtE5bWSoy8
(最初の作品ですので、出来栄えについては、大目にみて頂ければと存じます。)

少しでも皆様に喜んで頂けたらと思い、動画をUPさせて頂きましたが、やはり、実物を自身の目で見たのとは、感動する度合いが全く違います。
7月初旬まで楽しめるとの事ですので、間違え無く、最高のデートスポットです。
皆さん、雄国沼へ出かけてみては、如何でしょうか?

代表:美嶋 伸一

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