うつくしま登山ラブ

磐梯山山開き(2019年5月26日)

福島県内は、山開きのラッシュです。
先週の安達太良に続いて、昨日、磐梯山の山開きがありました。
磐梯山は、登山口が6つ(川上登山口、裏磐梯登山口、八方台登山口、翁島登山口、猪苗登山口、渋谷登山口)あり、八方台登山口は、大変な混雑が予想されるため、猪苗代登山口(猪苗代スキー場)からのルートを選択しました。
猪苗代スキー場には、6時50分ごろに到着しました。
到着時に、一番上の駐車場は満車でしたが、それ以外の駐車場は空きがあり、スムーズに駐車できました。
「磐梯山山開きセレモニーの様子」
磐梯山山開き
7時からオープニングセレモニーが開始され、徐々に人が増えて来ましたが、あまり混雑する事もなく、300人程度であったため、登山開始前に振るまわれたお神酒も、タオルも、山開きのペナントも、7時30分の登山開始の時に頂く事ができました。
(この時、まだ、このルートが予想以上に、長く、厳しい事に、気が付いておりませんでした。)
「猪苗代スキー場の草原」
登山開始
スキー場脇の、芝生が混ざった草原を登って行きました。猪苗代スキー場、過去に国体が開かれている事もあり、大変広いスキー場になっています。そのため、実際の登山口にたどり着くまでに、1Km以上、急こう配の草原を登る事になりました。
「途中の急登」
急登
「天の庭」
 スキー場セレモニー会場の標高が、720Mであり、我が須賀川市の宇津峰山の山頂(677m)より高い所にあったのですが、実質的な登山道入り口となっている、天の庭の標高は、1200mぐらいは、あるでしょうか?。ここまでに1時間以上の時間がかかっていました。
 ここからの景色も素晴らしく、猪苗代湖は鏡のようで、また、水が引かれた水田も一緒になり、さらに大きな鏡のような、素晴らしい景色でした。
 ここから、下山しても良いかな?・・・思ったくらいです。
天の庭
天の庭の道標
天の庭道標
「沼ノ平」
 沼ノ平から眺める磐梯山も格別でした。
沼の平入り口景色
 まだ桜が咲いていて、青空と、桜と、残雪を残した磐梯山の景色は最高でした。
桜と磐梯山_沼ノ平
 途中、水芭蕉も咲いており、春から夏への季節の移り変わりを、感じさせてくれました。
水ばしょう

「渋谷登山口分岐」
 渋谷登山口の分岐を示す、道標を見て下さい。(手前が、渋谷登山口の方向)
 天の庭での道標では、磐梯山山頂まで=2.8Km、猪苗代登山口まで=1.8Km、合計=4.6Kmでしたが、この道標では、磐梯山山頂まで=1.3Km、猪苗代登山口まで=5.0Km、合計=6.3Kmで、いつの間にか、猪苗代登山口から、磐梯山山頂までの距離が、6.3-4.6=1.7Kmも増えています。・・・なぜじゃ??
 天の庭での道標は、ゲレンデを直線的に登った場合の距離であり、ゲレンデ脇の草原を登った場合とでは、1.7Kmもの違いがあるのかも知れません。

渋谷登山口分岐
「鏡が池」
 渋谷登山口を過ぎると、登りがきつくなって来ます。
 振り返ると、沼の平にある、鏡が池(鏡沼)が見えました。
沼の平から見た鏡ガ池
「残雪」
 先週の安達太良程ではありませんでしたが、残雪が残っており、5月では初めてとなる30度まで気温が上昇するような猛暑の中、一際、涼しさを提供してくれました。
 ここを過ぎると、急に親子連れの会話が聞こえて来ました。川上登山口との合流です。
 (川上登山口からの登山は、意外と楽なのかも知れません。この残雪の上が、川上登山口との合流地点。)
残雪I
「檜原湖」
川上登山口と合流すると、尾根線に出ました。
裏磐梯の、檜原湖が見えました。
檜原湖
「黄金清水」
 弘法清水小屋までは、あと一登りですが、その手前に黄金清水がありました。
 近くには、可愛らしい黄色い花(ミヤマキンバイ)が咲いていて、その花と、とっても冷たい清水に、元気をもらいました。
黄金清水近くの花
「青空郵便局(弘法清水小屋前)」
 先着1000名までに、記念はがきを配布して、磐梯山からのはがきを送る、青空郵便局を開催していました。
 子供から、最後に持っていたはがき入りの封筒をもらい、3枚のはがきにメッセージを書いて、出しました。 青空郵便
「山頂」
 弘法清水から、山頂までは500mほどあります。
 ここからは、登山道は1本しかないので、登りと下りの人がすれ違うのに、待ち行列ができるので、大変時間がかかりました。
 また、磐梯山登山の最後の難所となり、本当に500mしか無いのか!!、もう500mは登ったはずでは、・・・何回も頂上に着いたかと、錯覚するような、開けた感じがする場所があり、まだ頂上ではないと分かると、くじけそうになりますが、今回は2回目なので、若干、気持ちに余裕がありました。
 山頂には、虫がたくさん飛んでいて、写真を撮ろうとする、カメラ、腕、帽子、背中・・などに止まって、カオス状態になっていました。人と虫のカオス状態・・で、山頂も大変混雑しておりました。
山頂
 但し、天候に恵まれたため、まだまだ多くの雪を残している、飯豊山や、安達太良など、多くの山が姿を見せてくれておりました。
 山頂から見下ろす猪苗代湖は、天の庭からの眺めをさらに上回って奇麗でした。
磐梯山山頂_猪苗代湖側
 ペナントと一緒に記念撮影をしました。
山頂ペナント
「岡部小屋」
 岡部小屋では、磐梯山のバッチを購入しました。本当は、他の山開きのように、磐梯山山開きの記念バッチが欲しかったのですが、ペナントとタオルでしたので、・・・。
岡部小屋購入バッチ
「弘法清水小屋でのビール」
 ノンアルコールのビールを頼んだのですが、アルコール入りでOK、帰りは運転しなくても良いとのお許しが出たので、アサヒスーパードライを頼みました。
 この一杯は、今までのどこで飲んだビールと比較できないくらい、スーパーで、最高においしいビールでした。
 このビールを飲んだから、下山できたと言っても、言い過ぎではない、満足した瞬間でした。
弘法清水小屋でのビール
沼ノ平(帰り)
帰り道で、沼の平を上から眺めて気が付いたのですが、白樺と思われる木が多くとても綺麗でした。
沼の平の眺め白樺
「つつじ咲く?」
 登りと同じ道を下って来たのですが、登りの時には気が付かなかった、つつじが咲いていました。
1日で咲いたりするのでしょうか?
磐梯山つつじ
「天の庭」
 弘法清水小屋で飲んだビールの力も、沼の平を過ぎて、天の庭に着くころには無くなっており、しばらく休憩を取りました。
 山頂で食べれなかったおにぎりと、ペットボトルに汲み置きした、弘法清水で力を付け、なんとか、猪苗代スキー場までたどり着く事ができました。
「スキー場」
 スキー場に到着した時には、自分の車以外には、駐車場には車が1台もなく、レストハウスもクローズしておりました。空には、オープニングセレモニーの時のような、青さは無く、夕方が迫っている雰囲気でした。
 
朝7:30分から登り始め、16時30分に登山終了、合計9時間(休憩含む)の登山でした。
登山終了時の猪苗代スキー場
 今回の登山は、男体山、那須の茶臼岳から三本槍・縦走と並んで、体力消耗の激しいものでしたが、入手したのは、山開き記念ペナント&タオル、バッチ2つ(岡部小屋で購入)であり、何といっても、弘法清水小屋での、ビールの美味さが、記憶に残る登山となりました。
2019磐梯山ペナントとタオル
 「最後に」
 そんなに、山開きばかりに行っても、結婚相談所の仕事に影響しないの?
と言う疑問をお持ちの方、大丈夫です。
 予定を調整して、望んでおりますので、・・・
 本業に関するお問い合わせについても、お気軽に、どんどん、頂きたく、お願い致します。

代表:美嶋 伸一

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